【分身を作る!】クリスタ時短オートアクション★おすすめ活用法7選

 

こんにちは！へっぽこ漫画描きのおくとばです。

今回おススメしたいクリスタの神機能はこちら、【オートアクション】について。

 

こちらはまるで自分の分身を作ったかのように作業の進行を手助けしてくれる、本当に魔法のように頼もしい存在です。

ある行動を記憶させると、その後１クリックでその工程を自動的に、瞬時に完了してくれるのです！

 

今回は、この【アクション機能】のおすすめ活用法について簡単にご紹介したいと思います。

 

はじめに　～クリスタのオートアクションについて～

オートアクションとは

冒頭にも述べましたが、オートアクション機能とはクリスタの神機能の一つ。

ある行動を一度記憶させることで、その後１クリックで記録した複数の工程を自動的に行ってくれる、超便利機能のことを指します。

 

オートアクション一例：選択範囲に「縁取り」を実行

 

クリスタ　基本のオートアクションの作り方

オートアクションパレットから【新規作成】をクリックし、アクション名を登録します。

名前はダブルクリックでまた再編集できます。

 

 

この下部のバーが出ない時は、パレット左上「三」マークより「コマンドバーの表示」をクリックしましょう。

 

 

オートアクション作成後、「●」の記録開始ボタンを押して＜作業＞を開始していきましょう。

 

 

＜作業＞が終了すれば「■」の記録停止ボタンを押しましょう。

以上でオートアクション作成、完了です！

 

オートアクションも、クリスタを使用しいくうちに気が付けばどんどんと増えていくもの…

普段からよく使いそうな内容であれば、クイックアクセスに登録しておくと便利です。

 

 

オートアクションからクイックアクセスへの登録方法は、とっても簡単！

 

 

クリスタ作業にとっても便利！おすすめオートアクション

それでは、私が普段よく使用している＜おすすめオートアクション＞を以下にご紹介します。

黄色枠の番号を打っている部分がアクション記録内容となっています！

新規レイヤー作成

カラーレイヤー作成

 

作品ファイルを新規作成した際、ページの「表現色：モノクロ」にして作成すると、その後追加する新規レイヤーなどは全てモノクロで出てきます。

 

あらかじめこのアクションを登録しておけば、「カラーレイヤーが欲しいな」という時にワンタッチですぐにレイヤーを作成できます。

合成モードを施した新規レイヤー作成　→　クリッピングまで記録できる

 

よくカラーイラストを作る際に使用します。

たま～にしか使いませんが、上と同じく作成の手間をワンタッチで済ませられるので地味に重宝しています。

 

 

 

このようにレイヤーの「合成モード」を調節することで様々な演出が可能になります。

こちらはほんの一例です↓

 

レイヤー(orフォルダ)の複製　→　統合　→　ぼかし

 

前章とつながっていますが、クリスタではレイヤーの「合成モード」を変更することで雰囲気のあるイラストに仕上げることができます。

 

カラー絵作成の際によく「仕上げ」の段階で使われます。

 

雰囲気のある【合成レイヤー】の一例

 

ちなみにこちらの効果は、

この手順を踏んで作られます。

 

私は【ガウスぼかし】の濃さはいつも「18」を選んでいるので、行程を素早く行えるよう、上工程の＜1.～3.＞までをアクションに登録しています。

が、もしその都度お好みで濃度を変えたければ＜1.～2.＞の工程のみでも良いと思います。

レイヤーの種類変更

• ラスター → ベクターに
• ベクター → ラスターに

ほんのちょっとした手間なのですが、地味によく使うアクションです。

 

最近では、ベクターレイヤーが便利すぎて、もっぱらベクターレイヤーばかり使っています。

 

 

けれどたまに手違いで他のレイヤーと結合してしまい、ラスターレイヤーにしてしまう時があります。

 

その時、ベクターまでヒストリーで戻れなかったときのために、「ラスター → ベクターレイヤー」というレイヤーの種類変更を行うアクションを作りました。

クリスタの特定の作品ページファイルを開く

クリスタでは、特定のページファイルを開くことをアクションに登録することができます。

 

 

このアクションをクイックアクセスに登録することにより、

• アイコン作成メーカーなどのレイヤーセット
• 素材の一覧表（3Dモデル・背景素材・手などデッサン小物素材）

など、「たまに素材を一覧表にして見返したい」という時にすぐに取り出すことができます。

 

詳しくはこちらの記事で↓

ベタ・トーンでの作業補助系

選択範囲を0.5mm狭める

こんなふうに、線との間に空白を開けて塗りたい時に便利★

 

選択範囲を描画色で塗り潰す

塗りつぶしたいと思っていた範囲に「背景素材」などを置いていたりすると、「塗りつぶしツール」ではうまく全体を塗りつぶせない時があります。

 

そんな時用に、選択範囲をとって、その範囲すべてを描画色でベタ塗りするアクションを作っています。

 

縁取り系

黒フチを描画

• 文字もっと太くした
• この人物目立たせたい

という時に作っています。

 

 

※シュリンク選択とは、ツールで囲んだ範囲内にすべて納まっている、描画で閉じられた透明領域に選択範囲を作成してくれる選択ツールのことです

 

 

さらにもっとフチ取り線を太くしたバージョンも作っています。

黒塗りされたシルエットを白絵に変更して黒フチを描画

 

 

このアクションを使って、下の図、左のように草木などのシルエットがとても楽に描くことができます♪

 

 

らくがき文字にもできますが、その場合はすぐに変更できるようレイヤーに縁取り設定を施したやり方の方が便利です。

詳しくは下記の記事をご参考ください。

 

 

ドロップシャドウ作成

 

一番簡単なドロップシャドウの作り方は以下の通り。

 

このドロップシャドウに関しては、作り方をこちらの記事で詳しくご紹介しています。

 

ネオン効果などの加工文字作成

上の「ドロップシャドウ」+「レイヤーの合成モード変更」の掛け合わせで、テキストレイヤーから以下のようなネオン加工文字を作り出すことができます。

 

 

こちらの作り方については少し長くなるので、詳しく知りたい方はこちらの記事からごらんください。

 

画像のサイズ変更系

漫画を作っていく際にそれぞれ必要にかられて使うことが多い、【拡大・縮小】のアクションも登録しています。

配置下書きを拡大

iPadのアプリ「メディバン」で描いた下書きをPC上の「クリスタ」に持ってきた際にコピー＆ペーストする際に使用しています。

 

 

ぴったりになるようあらかじめメディバンで制作する際に設定してもいいのですが、そうするとファイルサイズがかなり大きくなってしまうので…

 

 

 

吹き出し小さく変形

 

こちら、上の記事でも描いていますが、吹き出し素材でたまに大きく出てきてしまった際、このアクションを即クリックですぐに大きさを変えられます。

 

 

補足：オートアクションに登録する必要がないもの

オートアクションよりもおすすめ？【テンプレート】素材登録

クリスタの漫画制作において、「線画」「トーン」「ベタ」「ハイライト」等、毎回使用する複数のレイヤーを用意することは必須作業といえます。

 

この一連の作業についても、コミスタ時代はこのオートアクション機能に登録し、利用していました。

 

 

けれど今ではレイヤーセット全体を「テンプレート素材として登録」することで

 

 

が行えるので、アクション機能を使う機会もぐっと減りました。

 

まとめ：クリスタのオートアクションは作業倍速の強い味方♪

いかがでしたでしょうか。

今回はクリスタのオートアクションについて簡単にご紹介しました。

今回の記事がまた何かしらの参考になりましたら幸いです。

 

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