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カラーイラストの制作技術が中学生レベルから飛躍的に伸びた件

更新日:

それはある日のこと…

 

表紙のデザイン練習をするにあたり、その素材として画面に映えそうな「銀髪ゴスロリ女子キャラ」を思いつきで描いてみた時のことです。

 

 

…………いやヘッタクソ‼︎‼︎中学生(レベル)⁉︎

いえ、今の時代では中学生でもプロレベルの方たくさんいますが…

 

どう見ても、特に色の塗り方が自分の中学生の頃から進歩してない…

しかもこれ、6時間くらいかけてどうにか持ち直そうと試行錯誤した結果の出来だったので、本当に心折れました……(-_-;)

 

茶髪の子は描きなれてるからか、ここまで酷くないのに…

↓…と思ったけれど、ベタ塗り系だったからかも知れない( ゚Д゚)

 

銀髪キャラについて、多分生まれて初めて描いて色を塗った、ということもありますが


ローゼンメイデンという伝説のアニメを見ていた為、「ビジュアルのイメージは大体あるし、大丈夫だろう」などと甘く見ていた結果がこの大惨事です…

 

しかしこの後すぐ、さいとうなおきさんの「3日間上達法」に出会い一念発起。

 

そして1ヶ月ほど練習と線画の作成等を行った後、3ヶ月ぶりにこの「中学生レベルの塗り絵」をリベンジしてみることにしました。

そして資料まとめ等含めて3日かけた結果、大分改善できました‼︎

あくまで主観ですが、中学生レベル → 社会人2年目くらいには…!

 

ちなみに全く同じ線画です。

服のフリル部分は描き直しましたが…

今回は、この酷すぎるビフォーからアフターまで.どういう点で改善していったかを具体的にご紹介したいと思います。

こんな方におすすめ

  • いつも線画後の色塗りで失敗する
  • 塗り方にいつも迷ってる
  • いつものイラストにもっと手を加えて完成度を上げたい

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はじめに リメイクまでの道のり

次の章で具体的な作業内容についてご紹介する前に、簡単にリメイクまでに至った道のりをご紹介します。

 

半分以上の時間は「下準備」にかかってしまいましたが、一度やってしまえば今後この作業はほとんど必要ないかと思われます。

(もちろん定期的に見直しするのにこしたことはないですが)

自分は特に今まで半端な技量しかなかった分、この「下準備」編は自分のベースの力を底上げするのに必要不可欠でした

道のりの内容

A〜下準備編〜

さいとうなおきさんの「3日間上達法」を実践してみて少し自信をつけてみる。

 

 

②ピンタレスで自分が描きたい理想のイラスト&写真をピン

 

 

③②で選んだ作品のどこに魅力を感じたか徹底研究

 

 

④②で選んだイラストの中から4点ほど選出➡︎模写して塗り方のコツを研究

 

 

B〜実践!絵のリベンジ開始〜

①構図決定&明暗配色からやり直し➡︎カラーラフを仕上げる

 

 

②A④で模写した感覚&学んだことを活かして色塗り︎ ➡︎ 一晩寝かせる

 

 

③↑②で描いたものを見直して気に入らないと思う点をメモ(iPad&スマホ)

➡︎後で一気に修正(パソコン)

 

 

④ ③を何度か繰り返し、最後に今一度<A③>で書き出した「自分が良いと思う作品の条件」を満たしているか確認

 

 

これで完成しました!

それではひとつひとつ、以下に詳しく説明していきます↓

A〜下準備編〜

①「3日間練習法」を実践

 

こちらについての「実際にやってみたレポ」はこちらの記事の通り。

 

 

絵力UPに効果大!さいとうなおき先生の【3日間上達法】を繰り返した件

  何より、長年悩んでいた 「いくら練習しても、魅力的な人間に仕上がらなかった理由」 がようやくわかりました。   今回はその理由も含め、さいとうなおき先生の「三日間上達法」で得た ...

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さいとうなおきさんの動画講座でわかりやすく、詳しく超有料級な内容を紹介していただいています。

 

メンタルは確かに一時フルボッコな気持ちになりますが💦

自分自身で「研究して改善していけば、それなりに成長していける!」と確かに思えるようになります。

また、自分の絵をここからどうやったら上手く改善できるか、考える力を多いにつけられること間違いなしです!

ぜひお試しください★

②ピンタレスで目標作品をピン収集

ここからは完全に自己流です。

ぜひご参考までに目をお通しください。

アプリのピンタレストを開いて、自分的に

「最高!こういうのを表現できるようになりたい‼」

と思うのを一通りピンしていきましょう。

 

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続きを見る

 

↑過去記事でもご紹介しましたが、ピンタレストはまさしくアイデアを無限に膨らませてくれる宝庫です!

 

 

デッサンや描き方資料を探すのにも常日頃から重宝していました。

開発者様には本当に頭が下がらないくらいの神アプリ★

ただ、本当に無限に素晴らしい作品と出会えてしまうので、30分くらいにタイマーをかけて情報収集してください(⌒-⌒; )

本当にキリがなくなるので…

 

そして、集めたピンの中を︎見直して、特に

自分が表現したい作品はまさにこんな感じ!

と思えるものを選別してサブボードにまとめましょう。

③自分が良いと感じる作品の魅力を徹底研究!

 

先ほど②で集めた画像たちを今一度眺めて見ましょう。

 

意外と細かい、この歯のギザギザが逆にチャームポイント…!?
このカーブ具合と尾ひれのフォルムのバランスが決め手!

画像が多数ある場合、なんとなくいくつかの系統に分けられるのではないかと思います。

研究する際にはある程度同じ系統の画像ごとにわけることで、よりその魅力を再発見できます。

 

私はキャプチャで撮った画像一覧を、メディバンやクリスタなどのお絵描きソフトでわかりやすいよう分けてみる、などしてました。

どんな形でもかまいません!

種類別に分け、それぞれのどこに魅力を感じたか徹底的に考えて文字に書き起こしてみましょう。

 

この時、

  • 各パーツを指で目隠し
  • 一度画像をささっと模写

してみたりするとわかりやすいかもしれません。

 

 

人物のポーズを変えてみるとイマイチ…➡︎動きのある目の引くポーズが魅力

人以外ほぼ同系色…

でも6分の1だけある「濃い部分」があるからアクセント、というか自然に感じられる

ドアップ構図だけど、とにかく瞳が魅力的
影がくっきりしてるのが奥行き感じられていい…

などなど、思いついたことは片っ端からメモして、また改めてまとめてみてください。

④選んだイラストを徹底模写

 

②で選んだ画像の中から、特に「こんな風に描けるようになりたい」と思うものを4点ほど選出しましょう。

 

メディバンやクリスタの「線画抽出機能」などを利用しつつ、イラストの塗り部分を主に模写して塗り方のコツを研究します。

 

 

マツオヒロミさんのイラストなどを参考にして練習させていただきました。

画集も、ものすごく魅力的な作品がギュッと詰まっていて大変おすすめです!


B〜実践!絵のリベンジ開始〜

①構図決定&明暗配色からやり直し➡︎カラーラフを仕上げる

 

構図については、だいたい真ん中、三角形にもなっていたので、元の構図をほぼそのまま活かす形にし、微調整しました。

 

 

線画もこのままですが、フリル部分だけ描き直しました。

めんどくさいからと意地でも素材のフリルブラシを使いたかったのですが、合わなくてドツボにはまってたので…

もう開き直って手描きし直しました。

 

 

そして元のひどい出来イラストの明暗配色を確認…

 

うん、ひどいですね‼️

ここから明暗配色をし直し完成。

その明暗配色を参考にカラーラフを仕上げました。

 

(かなり微妙ではありますが、この時の私の精一杯…↑)

 

面倒だったのでこの時はこのモノクロ配色の上にオーバーレイで色付け…

この方法で任意の色が上手くのせられない場合は別にレイヤーを加えてのせていきましょう。

②カラーラフを元にベース塗り ➡︎ ひとまず塗り完成 ➡ 一晩寝かせる

 

カラーラフを元にベース塗りをします。

 

 

肌色があまりにも死人のようだったので、結局全体に赤みを足しました💦

 

ベース塗りの後は今までどおり簡単に塗ってみて、その後はA④で模写した感覚&学んだことを活かして細かい色塗りを行いました。

とりあえず、私が研究した中で新たに足していったのは主に有な以下の8点★

  1. 銀髪・白髪の場合、影色を深くした上にハイライト
  2. 目元・頬の赤身は思い切って濃い目に入れる
  3. 影は結構はっきりと入れる
  4. 首の後ろの影はがっつりといれる
  5. 瞳は拡大してがっつり描きこむ
  6. 服の影はちゃんと実物の写真を見て描きこむ
  7. 肌の影に水色やピンクを足したり、照り返しライトを足す
  8. 最後に必要があれば髪色に背景の色味を少し足す

 

 

完成したら、改善点を冷静に見るためにも一晩寝かせます!

③見直して修正を繰り返す

 

前回の②↑で描いたものを見直して気に入らないと思う点をメモ(iPad&スマホ)しましょう!

ここで一つずつ修正していく方法だと、終わりの見えない作業に疲労感が倍増します。。。

なのでテキストアプリ︎等にまとめて置いて、後で一気にパソコンで修正すると良いです。

④さらに改善

 

最後に今一度、A③で書き出した「自分が良いと思う作品の条件」を満たしているか確認してみましょう。

 

私は、何か足りない…と考えた結果、

 

  • 今回の配色では背景と人物の色の差を少なめにした方が良い
  • 真っ黒の割合はできたら2割くらいの方が良いのでもう少し減らす
  • 遠近感、立体感が足りない

と気付き、

A②で研究&見つけたいくつかの技法から以下のことを付け足しました。

  1. 背景色との差を少なくする&顔まわりに注目を集める → スポットライトをほんのり足す
  2. 立体感を出す → 影をくっきり見せる
  3. 立体感を出す → 雰囲気白粒を上乗せ
  4. 真っ黒の割合を減らす&背景色との差を少なくする → 服を明るくして薄める(…為に光の当たり具合を強めに表現…難しかった)

 

 

また見返してみて、特に違和感や改善点を思いつかなかったので、ひとまずこれにて完了しました!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はカラーイラストの塗り方改善の手順・方法について詳しくご紹介しました。

 

今まで一気に仕上げてはいまいちな完成具合で気に入らず、そのままボツにしてきましたが<すぐにあきらめずに改善を重ねる>ということが重要だな、と改めて感じました。

 

また、問題点を自力で見つける為にも、神絵師さんたちの絵を十分に研究して分析する力が非常に重要なんだな、と改めて痛感しました💦

 

もちろん十人十色のやり方があると思いますが、今現在

「どうにも自分なりの方法が思いつかない!」

という方へ、少しでも何かしらの参考になりましたら幸いです。

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