クリスタ 【デコレーションブラシ】の作り方②～パターンブラシ編～

今回はデコレーションブラシ第２弾、影や模様のように使うことのできる＜パターン系のトーンブラシ＞(パターンブラシ)をご紹介します。

ちょっとした小範囲に「網点トーン」や「影の横線模様」を入れたい時、このパターンブラシでさっと入れられてめちゃんこ便利！

今回もちょっぴり難易度は高めですが、前回ご紹介した＜リボンタイプのブラシ＞よりは簡単です。

今回は

• パターンブラシについて
• おすすめの素材パターンブラシ
• パターンブラシの作り方

についてご紹介したいと思います。

パターンブラシについて

パターンブラシとは

パターンをブラシ感覚で塗ることができる素材ブラシのことです。

設定次第で全体のパターンサイズも変更できます。

パターンブラシの魅力について

ここにちょこっとだけ、本当にちょこっとだけ！

斜線などの効果線や模様を入れたい！

こういう時、トーンを使うのはただでさえ多いレイヤー数が増えてしまい、躊躇しますよね。

こんな時には「模様を描くために作ったベクターレイヤー」に＜トーンブラシ(パターンブラシ)＞でささっと塗れたら無問題です！

よく使うトーンブラシ(パターンブラシ)はクイックアクセスに登録しておくとすぐに使えて便利です。

また、クリスタではこういったブラシ素材をPCの容量が許す限り登録できるので気兼ねなくたくさん作れてしまいます！（コミスタ時代は制限があり、悩みどころでした）

おすすめパターンブラシ

クリスタASEETSでは神絵師様たちが素敵なパターンブラシをいくつも配布してくださっています。

ぜひおすすめのアイテムを探してみてください。

カケアミ系

ムラ無く削れるカケアミ削りブラシR - CLIP STUDIO ASSETS

イラスト・マンガ制作に役立つトーン、ブラシ、3Dデータなどの素材をダウンロードしたり、自作の素材をアップロードしたりできます。CLIP STUDIO PAINTなどのグラフィックソフトに読み込んで使えます。

CLIP STUDIO ASSETS

 

3 Pockets

網点トーン系

トーンブラシ＆トーンセット - CLIP STUDIO ASSETS

イラスト・マンガ制作に役立つトーン、ブラシ、3Dデータなどの素材をダウンロードしたり、自作の素材をアップロードしたりできます。CLIP STUDIO PAINTなどのグラフィックソフトに読み込んで使えます。

CLIP STUDIO ASSETS

 

1 User

6 Pockets

自作のオリジナルパターンブラシ

地面の影用の斜線

足元を含める全身絵を描いた時、いつも地面の影となる線を描くのが地味～に手間だったので、パターンブラシにしてみました。

シンプルな影や模様になる細めの横線

このような横線、

綺麗に線を出したい時は流線素材で、適当な絵にチャチャっと入れたい時は、オリジナルのこちらのブラシを使用するなどして使い分けています★

その他模様系ブラシ

• ニット風の生地感
• フェンスの金網模様
• 魚の鱗模様

ペタッと塗る、というよりは削るような感じに入れたかったので、先端ブラシには【もやブラシ】用の先端素材を使い、かすれるような出方になるよう工夫しました。

【実践編】パターンブラシの作り方

手順は以下の通りです。

パターンの元となる画像(背景素材)作成

まず背景素材となる模様画像を作ります。

素材の詳細設定を編集

素材に登録し、Wクリックをして素材のプロパティを開き、【用紙テクスチャとして使用】にチェックを入れます。

また、【タイリング】にもチェックを入れましょう★

既存のトーン・パターン系の素材ブラシを複製

既存ブラシで似たタイプのものを選び、複製します。

今回はこちらの網点トーンブラシを利用させていただきました。

トーンブラシ＆トーンセット - CLIP STUDIO ASSETS

イラスト・マンガ制作に役立つトーン、ブラシ、3Dデータなどの素材をダウンロードしたり、自作の素材をアップロードしたりできます。CLIP STUDIO PAINTなどのグラフィックソフトに読み込んで使えます。

CLIP STUDIO ASSETS

 

1 User

6 Pockets

複製パターンブラシの名称変更・詳細設定の編集

紙質素材を変更

ブラシのサブツール詳細設定をクリックし、【紙質】のところでさきほど作った背景素材を指定します。

ブラシ先端の設定を変更

ブラシ先端のところで任意の先端素材を選びましょう。

いつも使いやすいので、前述していたおススメ素材の方からこちらの「カケアミ(トーン削り用)」の素材を利用させてもらっています！

これで完成です！

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は背景パターントーンの代わりになるデコレーションブラシの作り方をご紹介しました。

無駄なレイヤーを作ることもなく、さっと手間なく使えてとてもおススメです★

今回の記事がまた何かしらの参考になりましたら幸いです。

他にもブラシや素材についてはコチラの記事でも詳しく書いていますので、よろしければご覧ください。

リボン版デコレーションブラシの記事はコチラ♪