宮部みゆきさんの作品の中でも、大変人気のある一品!
ステップファザー・ステップ
こちらはドラマ化までされた有名な作品です。
ステップファザー・ステップ (講談社文庫) [文庫] |
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ドラマも大変かわいらしかったですが、やっぱり原作の話の面白さは別格です!
宮部さんは、非常に重厚な現代サスペンスのジャンルでも様々な賞をとっていらっしゃるものすごい方ですが、私は特に宮部さんのミステリ短編集が大、大、大好きです!!!Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
よしもと新喜劇の未知やすえさんのギャグで、ぶち切れしたときに、相手に「のうみそスコーンと割ってストローで…」と非常に衝撃的なセリフがあるのですが、宮部さんの短編集を初めて読んだとき、ちょっと「この人の頭を割って中身がどうなってるのか見てみたい!!!」と思いました。
それを友人に話したら、「うちのお母さんもその人の本を読んで同じことを言ってた…」と言っていたんです(@_@)
それくらい宮部さんのお話は読みやすさ、続きが気になる引き込みの強さ、秀逸な伏線のはり方に落ちのつけ方があって面白いんです。
現代ものももちろん面白いのですが、少し自分には内容が重いことが多く…(;’∀’)
それでも面白く最後まで読めることには変わりはないのですが!
それよりも、こちらの「ステップファザー・ステップ」のようなライトミステリ、一つのシリーズが短編続きで入っているものが大好きなんです!
特にこちらのお話は、ものすごく良い性格をした双子ちゃんたちがかわいいし、泥棒パパとの疑似親子関係をしている様子が大変ほほえましく読める、最高の一品なんです!!
泥棒と双子の疑似親子関係って、なんだそりゃって思いますよね。
私も、本の後ろのあらすじを読んで「なんだそりゃ」と思って読み始めたのですが、一話目、最初の出会いがしらのエピソードからもう面白くて転げ落ちました(心情的に)。
どうして泥棒が、知り合いでもなんでもなかった双子ちゃんたちと急に疑似親子関係を結ばなくてはならなくなったのか…、そしてそれが後々どう変化していくのか…、めちゃくちゃ面白いです!!
短編の話毎に起こるライトなミステリも面白く、最後に謎が解けるとき、大変スカッとします。
また、宮部さんの作品はそれだけでなく人情的なものに触れるものばかりなので、心が温かくなるようなさわやかな読後感が楽しめ、これも大きな魅力のひとつです。
ハードなミステリが好き!!という人じゃなければ、本当に間違いなくみんな楽しめるお話ではないかと思いますヘ(゚∀゚*)ノおすすめ!!!