15-17 マインドマップとメモリーツリーについて


おひさしぶりです!

 

前回の更新から大分日がたってしまいました((+_+))すみません!!

 

前回の第15話の中で、思考整理の便利ツールとして「マインドマップ」を紹介させていただいたのですが、今回はこちらについて補足説明させていただきたいと思います。

 

結果を言いますと、前回ご紹介したようなこのような図は、「マインドマップ」ではなく「メモリーツリー」というものでした。

memory

以前コメントにて、上の図について、芋づるの枝、ブランチ上にキーワードをのせるという本来のマインドマップのルールが守られていないというご指摘をいただき、いろいろと調べた結果、私がご紹介したのは「メモリーツリー」という「マインドマップ」をもとにされたと考えられる、発案者不明の記憶法のひとつだという事がわかりました。

この中心にキーワードを置いて、放射線状に関連ワードを広げていく発想方法はなんていう名前だろうとネットで検索し、似たものとして「マインドマップ」を発見したのでそう表記してしまったのですが、これは商標登録がされている知的財産であり、正式なルールにのっとっていないものについてはそう呼んではいけなとのことでした。

半端な知識で誤った情報をのせてしまい申し訳ありません(>_<)

 

せっかくですので、今回はこの「マインドマップ」と「メモリーツリー」について簡単にご紹介し、自分の見解についても書かせてもらおうと思います。

本当今回文字ばっかりですが、お付き合いいただけると嬉しいです(;’∀’)

mind

まず「マインドマップ」について簡単にご紹介します。

こちらはイギリスの著述家トニー・ブザンが学生時代に作りだした記憶力を高めるための思考ツールで、現在ブザンの会社により商標登録がされています。

トニー・ブザンは「マインドマップ」のルール(単語を必ずブランチの上にのせる等)を設けており、それにしたがっていないものは「マインドマップ」と呼べないとしています。

その為「マインドマップ」を他人に教えるにはブザンの協会が認めた公認インストラクターの資格を得ないといけないようです。

正しく使ってこそ本当の効果が発揮されるからでしょうね(>_<)

もともとは大学の課題をこなすために考えた勉強・記憶法でしたが、これをみんなに広めたところ、気づけば発案方やスケジュール管理などかなり多岐にわたって活用されるようになり、複雑なこともこの「マインドマップ」を活用することにより簡単に理解が可能になると大変注目を集めることになり、今日に至るようです。

 

次に「メモリーツリー」についてですが、こちら「マインドマップ」をもとに作られたと考えられる思考整理・発案方で、紙の中心から放射状に関連付けで描いていくという、使い方も考え方も「マインドマップ」とほぼ同じものになっています。

ただ、発祥不明であるため、確立されたルールはありません。

東大を目指す漫画『ドラゴン桜』で歴史の暗記ツールとして紹介されたことで有名になったようです。

こちらは「マインドマップ」のようにルールに縛られないため、ノートの空白を埋めやすい、メモをとるようにラフな使い方ができるという利点から生まれたのではないかと想像できます。

 

今回いろいろなマインドマップの本を読んでみたのですが、自分の見解としては、思考整理や暗記ツールとしては「マインドマップ」、発案方法としては「メモリーツリー」を活用したほうがいいのではないかと思いました。

ただ、ルールが確立されている「マインドマップ」を先に学ぶことをおすすめします(;’∀’)

以下、なぜそう感じたのかを簡単に説明します。

 

まず「マインドマップ」の徹底した芋ずる式のようなブランチの図は、関連づけ、連想という暗記を容易にする要素がつまっています。

また、書くうえで3つ以上の色を使うことを推奨されていますが、やはりこの色分けをすることでより想像力をかきたてる他、色別の分野に分けて記憶を呼び起こしやすくします。

なので、例えば範囲別にテストが行われるときや、事項紹介・スピーチなどをしなければいけない時などにはこの「マインドマップ」を書いておくことで大変暗記が楽になると思われます。

 

一方「メモリーツリー」についてですが、こちらはルールに縛られない分非常に図が汚くなりがちですが、そのぶん紙面の空白を自由に活用できる、メモをとるように気負いなく簡単に始められる、またはじき出した言葉と言葉を自由につなげ、自分の思考を短時間でまとめ上げることが可能であるという利点があります。

「マインドマップ」より前に「ブレインストーミング」という、発案法とそのルールをご紹介しましたが、その中に「アイディアを結合し、発展させる」というものがあります。

「マインドマップ」では派生元の違う枝と枝をつなげるというのはあまり見られません。もちろんつなげても構わないのでしょうが、そこまで詳しく説明している文章を、「マインドマップ」に関する本5冊ほど読んだ中では見つけられませんでした(;´・ω・)

例えば論文のテストのように時間制限のある中、短時間でネタ出しとそのブラッシュアップを行うにあたって「マインドマップ」のルールにのっとった図を描いていく事は困難です。

また、「マインドマップ」インストラクターの方も、著書の中で、実際に生活の中で「マインドマップ」を活用しまくっている人は、やはり自分に合うように簡易的にアレンジしまくっている人だと明言していました。

 

ただ、「メモリーツリー」にはルールがなく、「マインドマップ」についてはルールがあります。

確立されたルールを持った「マインドマップ」は世界中の多くの人に支持されていて、その思考ツールを活用するための有意義な本が日本でもたくさん出ているので、先に「マインドマップ」に関する本を読み、そのルールを守ることで得られる利点を十分に理解してから自分なりにアレンジしていく事をおすすめします。その方が得られるものが大きいと思うので。

そうでないと、私のように先に「メモリーツリー」に慣れていると、「マインドマップ」にとっつきにくさを感じてあまりその恩恵にあずかれないやもしれません (;^ω^)

一番読みやすかった「マインドマップ」についての本です。↓




ふだん使いのマインドマップ

 

以上でお話は終わりです。

とても有意義なツールなので、興味を持たれた方はぜひ本を読み、ご自身の生活の中で活用されたら嬉しいデス(*^▽^*)

 

 

また、以下に、本当~~~に蛇足ですが、自分と「ブレインストーミング」「メモリーツリー」の出会いについて書いています。そして、書かなくてもいいのに「マインドマップ」についてもやもやすることも;

 

未熟者のたわごとですが、お気を悪くされる方がいたらすみません。後々消すことになると思います。

 

私にこの「ブレインストーミング」と「メモリーツリー」の知識を教えてくれたのは、大学のときに受けた論文講座の先生でした。

 

私は昔から作文を書くのが本当に大の苦手で、ただ感じたことを片っ端から書いていくやり方しか知らず、文章の構成などの知識もなく、それはそれは散々な文章力でした。

けれど論文のテストを受けなくてはいけなくなった際に、論文講座の授業を受け、講師の方が論文構成の基礎だけでなく、この「ブレインストーミング」と「メモリーツリー」を教えてくださった時は、それはもう衝撃を受けました。

今までまとまりのある文章など一つも作れず、作文なんか大大大っ嫌いだと思っていたけれど、「こうすればよかったのか!!!」と霧が晴れていくような思いをしたことを今でもよく覚えています。

ていうかこれ義務教育の時点で教えて!!!!てすごく思いました。

絶対勉強やもやもやしたとき心の整理するのに使ったのに!!( ;∀;)

 

ただ、その後に知った「マインドマップ」について、「ブレインストーミング」を知った後では非常に使いづらいし、その便利であるはずのツールになにか違和感を感じてしまいました。

「マインドマップ」がその発案法をみんなが最大に活かせるようにと正式なルールを設けたことはわかるんです。

けれど、なんというか、「マインドマップ」が商標登録をしていることによって、他のそれから派生していく新しい発想法についてなにかしら制限がかけられているように感じてしまうんです。

本来、自由な発想、新しい思考ツール、新しい技術に制限をかけるべきではないと思うし、公認のインストラクターではないと正しい技術を教えられず、うまく活用されにくいツールなんていうのは、いくら正しい方法とコツをつかんだら大変に活用できるといっても、やはり改善する点が多いにあると思えてならないです。。。

 

以上、とりとめのないことを書いてしまいました。

おつきあいくださりありがとうございました!(>_<)

 

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